STAFF

TOP 乗馬体験 馬ってどんな動物? 知っておきたい10のこと

馬ってどんな動物? 知っておきたい10のこと

馬ってどんな動物?

馬は草食で、攻撃的な要素を持ち合わせない大変大人しく優しい動物です。しかし、大きな体とは対照的に臆病で敏感な性格も持ち合わせています。そのため、人が優しく接してあげないと、人に敵意を持ってしまいます。馬に接する時には、馬の気持ちを考えながら接してあげましょう!

馬って噛まない?

基本的には噛みません。しかし、臆病な性格のため人が嫌いになってしまった馬は、人から逃れたい一心で攻撃性を持ち噛もうとする子がいます。乗用馬は調教が良く行われていますので、ストレスが無いため噛まれませんが、馬が触れられて嫌な所(背中に傷がある所やその他お腹周り等の敏感な部分)を強くさわったりしない限り安全です。

馬って蹴らない?

噛むことと同じで、人の好きな馬は絶対に蹴りません。後肢で虫を払おうとしますので、肢が廻る範囲に人が注意したり、とっさに馬の後を通ったりしなければ大丈夫です。

接する時の注意点は?

常に耳で音を注意して聞いているので、突然大きな音を出したり、近くで走ったりしないようにしましょう。死角になる後ろからではなく、優しく声をかけながえら、頸筋など斜めもしくは横からそっと触れてあげましょう。

馬は目が良いの?

人の0.6倍と言われています。視界は広く、真後ろ以外の350度を見渡すことができます。馬の目は単眼視と言って左右別々の物を見る事ができます。これは馬が野生だったころに、肉食動物からいち早く逃げる為に役だっていたと言われています。近くの物がぼやけて見えるため遠近感が読みづらいです。色の識別も黄色が最も区別でき緑・青の順で判別できますが、赤は見えないと言われています。暗闇は得意で、夜間でも活動する事ができます。

馬の耳は良いの?

とても良いです。音に敏感な動物のため、180度回転して音がする方角を探しています。耳の発達した筋肉により、左右別々に動かすことができ、超音波など人の聞こえない高音域まで聞くことが可能です。反面低い音は人より劣っていると言われています。

音質の判別能力に優れており、メロディーを聴き分けたり、いつも接してくれる人の車のエンジン音を判別する事ができます。障害物との音の跳ね返りを聞き、距離感を測る事も出来ます。また、感情を表す際に耳が後ろに伏せている時は威嚇の際に行う表情なので、近づかないようにしましょう。

馬の鼻は良いの?

馬は人の1,000倍と言われています。犬は100万倍と言われていますので、鼻の長さの割に犬ほど良くありません。においに敏感な動物で、自分の子供やいつも接してくれる人を匂いで識別する事ができます。

馬は帰巣本能が高いと言われていますが、これは匂いを頼りにしています。鼻が大きいのは、単に匂いに敏感なだけでなく、鼻でしか呼吸が出来ないために、早く走る時など沢山の空気を吸えるように鼻を大きく開きます。

好物はニンジン?

日本では馬の好物はニンジンのイメージが強いですが、リンゴや氷砂糖などしょっぱい物よりも甘い物が好きです。パンや米など大抵の物は食べ、自分が食べれないと思う物は匂いを嗅いで判別します。主食は青草(干し草)を食べます。

どうやって寝るの?

馬はとても睡眠時間が短く、約3時間と言われています。これは外敵に襲われたりする場合に、絶えず警戒していた名残と考えられています。また草食動物は餌を食べている時間が長いため、睡眠時間が短いと言われています。睡眠時の姿勢は、1本の足を休め3本足で立っている場合と腹這いになっている場合があります。疲れている時や警戒していない場合は、横なって寝ている姿をご覧いただけることもあります。

どれくらい速く走れるの?

馬の走り方は、ウォーキング程度の「常歩・なみあし」ジョギング程度の「速歩・はやあし」ランニング程度の「駈歩・かけあし」ダッシュに相当する「襲歩・しゅうほ」の4つです。

それぞれ「常歩」は4本の肢を一つずつ着く4拍子の歩き方で、分速約110mです。「速歩」は2本の肢を同時に動かす2拍子の歩き方で、分速約220m。「駈歩」はどちらかの後肢が初めに着き、次に前肢2本を着ける3拍子の走り方で、分速約340mです。「襲歩」は競馬の時に用いられ、時速60~70㎞と言われています。

このページのトップへ